塾を選ぶ際には、授業内容や講師についての確認も大切ですが、勉強する環境についても確認する必要があります。塾によって勉強する環境は異なりますので、塾を比較するためにも以下のポイントを忘れずにチェックするようにしてください。
1.自習室があるか
授業のない日や授業が終わってからも塾に行って勉強できる環境があるかを確認しましょう。 同じ自習でも、自宅で行うのと塾という「外の環境」でやるのでは、集中力が違ってきます。
自宅以外に集中できる勉強場所を確保しておくのは、成績を上げるために必要です。
中学生であれば、勉強に前向きになるタイミングがあります。
塾に通い出せば、周囲に刺激されて、もっと勉強してみようかと思うものです。
そのときに、その気持ちを後押しする環境があるか否かは、その後の勉強に取り組む姿勢を大きく左右します。外に塾以外で勉強できる場所がすでにある場合は問題ありませんが、そうでない場合は確認することをオススメします。
ただし、確認するときには、「自習室がどの程度まで自由に使えるか」に注意してください。
「空いている席を自習室にしてます」という塾の場合、そもそも空いている席がほとんどないケースもあります。また、専用の自習室があっても、席が少なくめったに使えないということもあります。
定期試験前など勉強してみようという気持ちが前向きになるタイミングを想定して、その頃に自習室が使えるかを確認してみてください。
2.塾で飲食はできるのか
夏期講習期間などを除くと、塾の通常の授業は、学校が終わってからになります。
このため、夕食の時間と重なる場合があります。
育ち盛りの中学生にとって、食事は大切です。
また、おなかを空かせたまま授業を受けても集中できません。
塾によっては、教室内での飲食を禁止にしている塾もあります。
その場合は、夕食は自宅で済ますか、塾の近くで外食することになります。
塾と自宅との距離や塾の近くに中学生が外食できるとことがあるかにより確認の必要性は異なりますが、必ずしも塾で飲食できるわけではないということは、覚えておいてください。
3.駐輪場はあるか
中学生の場合、塾には自転車で通うことになる場合が多いと思います。
その場合に、塾に駐輪場があるかを確認しておく必要があります。
専用の駐輪場がないので、公共の駐輪場を使うように指示している塾もあります。
そうした場合、公共の駐輪場と塾との距離を確認しておくことが必要です。
駐輪場から塾まで10分も歩くということはないと思いますが、
ちょっとした距離でも面倒に感じることがあります。
特に部活で疲れた後に塾に通うような場合は、ちょっとの距離を歩くことがストレスになる場合もあります。 ささいなことに思われるかもしれませんが、定期的に通う本人にとっては大きなことです。
こうしたストレスが、塾に通いたくないという気持ちにつながってしまうこともあるので注意が必要です。