塾を選ぶ際には、授業内容や料金などチェックポイントがいくつもありますよね。
その中でも、あとで「失敗した!」と思わないように必ず確認しておきたいことがあります。
それは、「講師がどんな人か」と「講師の変更はできるのか」です。
勉強において、誰に教わるかはきわめて重要です。
特に中学生にとっては、誰に教えてもらうかによって成績が大きく変わります。
小学校では、同じ先生がすべての科目を教えます。
これが中学校に入ると、教科ごとに教える先生が替わります。
中学生になって苦手な科目ができる子が多いのは、これが原因です。
つまり、教科が苦手というよりも、その教科を教えている先生が苦手ということです。
人間誰でも、相性の良い悪いはあります。
ある人にとっては良い先生でも、自分にとっては苦手な先生ということもあります。
特に個別指導塾のような形態の塾では、先生との相性が極めて重要です。
もちろん、塾でもそのことは把握しているので、「お子さんにあった先生をつけます」と説明してくれます。「これまでのデータから、どんな先生が良いかは診断できますので…」といったことも言われるかもしれません。
ただし、「人と人の相性」は事前に判断できるものではありません。また、中学生の場合、自分自身の成長によっても相性のよい相手が変わってくることがあります。
そうしたときに「講師の変更ができるのか」また「どんな講師が所属しているのか」を事前に確認しておくことが必要です。
人との相性は第一印象でだいたい把握できるものです。体験授業を受けないまでも、できるだけ多くの講師にあわせてもらうことが塾選びを成功させるコツです。
具体的には、お子さんと教室見学に行ったときに、「どんな講師がいますか」とか「あの方も講師ですか」と声をかけてみてください。そうすれば、「ちょっと紹介しましょうか」といって、話をさせてもらえます。
手間に思えるかも知れませんが、極めて重要なことですので、参考にしてください。