中学3年生になると、いよいよ受験学年です。
高校入試は1月、2月頃に行われることが多いので、新三年生になった4月の段階では、すでに受験まで1年を切っていることになります。
もちろん4月の段階からあせる必要はありませんが、3年生となると入試から逆算して動く必要があります。1、2年生の段階から塾に通っている人は塾も受験モードになるので、身近に感じると思います。
逆に3年生になってから塾を探そうと思っている人は、あせらずともスピード感を持って動く必要があります。ここでは中学三年生での塾選びについて気をつけたいポイントをまとめていますので参考にしてみてください。
部活動が終わってからの塾通いで大丈夫か?
部活動をしている子の場合、部活動を引退してから本格的な受験勉強を始めるという子もいます。部活動の引退の時期は6月頃が多いので、夏期講習から塾通いというのが多いパターンです。
これまで続けてきたことなので、受験を理由に引退まで待たずに途中で部活動を止めてしまうのはあまりよくありません。というのも、やり切った気持ちがないと消化不良のフラストレーションがたまったまま受験勉強をすることになるからです。これでは勉強の効果も上がりません。
ただ、逆に部活動が終わるまで、受験勉強をしなくても良いというわけではありません。
3年生になったなら部活動と並行して受験勉強を始める必要があります。
引退までは部活動だけに専念して終わったら受験勉強に集中というのはカンタンではありません。
部活動だけに専念してしまうと、部活動が終わったときに生活のリズムが崩れます。
部活動をやっていた時間に受験勉強をすればよいのですが、それまで習慣がなかったことはカンタンにはできません。また、それから塾を探すのでは入塾するまでに数週間はスケジュールの空いた時間ができてしまいます。
この空き時間でダラダラ過ごすことを覚えてしまうと受験勉強のペースになかなか入れません。
それよりも、部活動をしているときから少しでも受験勉強の習慣をつけておけば、スムーズに受験モードに移れます。例えば、塾通いも週1回から週2回にするのはスムーズにできますが、週0回から週1回にするのは大変です。
その意味で、中学3年生になったなら、週1回の塾通いなど部活動をしているときから受験勉強を並行して行うようにすることが必要です。