「1学期の成績の成績が良くなかった」「授業で分からないところが出てきた」といった場合に、2学期から塾に通うことを考えるかもしれません。
塾側もそうした子を対象にキャンペーンなどを行うこともありますし、チラシでも入塾生を募集しています。
もちろん、勉強が分からなくなってきたのであれば、早めに手を打つことが必要ですが、2学期など学年の途中から塾に入る場合は気をつけなければいけないことがあります。
塾のクラスに馴染めるか
生徒が1クラスに何人もいる集団塾の場合、2学期など途中から入った場合は、そのクラスに馴染めるのかという問題があります。塾には友達を作りに行くわけではありませんが、クラスの仲間に入れないと、授業中も集中できないものです。
特に思春期の中学生にとっては、授業がわかりやすいかよりも大切な問題です。
学校の友達がいるのであれば、そうした心配はいりませんが、だれも知り合いがいないところに入るというのは緊張するものです。
本人の性格にもよりますが、クラスの雰囲気に慣れるまでに時間がかかってしまいます。
集団塾でも成績によるクラス替えが頻繁に行われている塾であれば、そうした心配は不要ですが、ずっと同じクラスで授業している塾であれば、注意が必要です。
性格的にクラスに慣れるのに時間が掛かりそうというのであれば、個別指導塾を検討したほうが良いかもしれません。個別指導塾であれば学年の途中からでも、すんなりと授業に入れます。
質問をどのくらい受け付けてくれるか?
2学期から入る塾を決めるときに、もうひとつ気をつけたいのが勉強についての質問をどのくらい受け付けてくれるか?ということです。
2学期から塾に入るということは、1学期で分からなかったところがあったからです。この1学期で分からなかったことについて、塾でどのくらい教えてくれるか?がポイントです。
塾にもカリキュラムがあるので、2学期には塾も2学期の内容を行います。
そのときに、授業が終わってからでも1学期のことを質問すれば教えてくれるかが大切です。
入塾のカウンセリングなどで「1学期の内容についても教えてもらえますか?」と聞けば、だいたいの塾は「もちろんです。」と答えると思いますが20、それで安心してはいけません。
「1学期で分からないところは、いつ、誰に聞けばよいのか?」まで、しっかり確認しておく必要があります。これに対して、しっかりした答えがある塾であれば心配いりません。
途中から入塾するということは困っている(分からない)ことがあるハズですから、忘れずにチェックしてください。