数学が嫌いな中学生の割合がどのくらいか分かりますでしょうか?
多そうですよね、というかほとんど全員のような。
中学生になってくると、授業も算数とは違って方程式や因数分解など一気に難しくなります。
いつの間にか授業がワケノワカラナイことだらけになって、嫌いになってしまうというイメージがあるかと思います。
では、実際にどのくらいの割合の子がそうなってしまっているのか?
文部科学省が平成26年4月に全国で行った調査がありました。
中学生の半数以上は数学が好き!
数学はほとんどの生徒が嫌いというイメージを持っている方もいるかもしれませんが、実際には半数以上の子が数学のことが好きです。数学が嫌いな子は少数派ということになります。
文部科学省が行った全国調査の結果は下記のようになっています。
数学の勉強は好きですか
あてはまる ……………………………… 29.5%
どちらかといえばあてはまる ………… 27.3%
どちらかといえばあてはまらない …… 23.7%
あてはまらない ………………………… 19.1%
「あてはまる」と「どちらかといえばあてはまる」を足すと56.8%
ということは、半数以上の子が数学が好きと答えていることになります。
この調査は全国約110万人の中学3年生(国立、私立、公立)を対象に行われたものですので、信頼できるものです。
「ほとんどの子が数学嫌い」というイメージとは程遠い結果となっています。
好きだけど苦手というのが中学生の実情ではないでしょうか。
これが高校生になると苦手なものは嫌いということになると思われます。
そうしたことを考えると、好きな気持ちを持っているうちに数学が出来るようになることが高校以降の勉強を考えると大切です。