中学生でも自分専用のスマホ(携帯)を持っている子が増えてきています。
それとともに問題になっているのがスマホ中毒(スマホ依存症)ともいえる状況。
食事中だけでなくお風呂やトイレの中までもスマホが離せないという子もいます。
「すぐに返信しないと仲間外れにされるから」との心配からベッドの中でも離せないことになっています。
親が注意しても「みんなそうだから」との返事。
ホントに「みんなそう」なのでしょうか?
そこで、中学生のスマホ利用に関する全国的なデータを調べてみました。
参照したデータは文部科学省が平成26年4月に実施した「全国学力・学習状況調査」。
全国の中学3年生約110万人を対象に行われた調査で、普段の生活についての質問もありました。
【質問】
平日(月曜から金曜)に1日あたりどのくらい携帯電話やスマートフォンをしますか?
【回答】
4時間以上 … 10.8%
3時間以上 … 8.7%(4時間未満)
2時間以上 … 12.9%(3時間未満)
1時間以上 … 15.2%(2時間未満)
30分以上 … 13.2%(1時間未満)
30分未満 … 15.9%
スマホや携帯を持っていない … 23.1%
この時間には、携帯電話やスマートフォンを使ってゲームをする時間は含まれていません。
通話、メール、インターネットの利用時間です。
2時間以上の合計でも32.4%です。
決して「みんな」が、家に帰ってきてから寝るまで携帯を離さない(離せない)というスマホ中毒の状況ではありません。
もちろん、スマホを利用することがすべて悪いとは限りません。
いわゆる学習アプリなど、勉強に役立つものがあるのも事実です。
ただし、親としては子どもがスマホで何をしているのかは把握しておきたいところ。
気になる方は下記のツールなどチェックしてみてください。