入塾前に説明を聞いていたとしても、実際に塾に通うようになるといろいろなことが起きます。「体調不良で授業を振り替えたい」「講師との相性があわないので変更したい」…など。
そうしたときに、どれだけ柔軟に対応してくれるかは塾によって大きく違います。
「それは出来ません」とあっさり断る塾もあれば、「基本的に出来ないのですが、別の方法があります。」と言ってくれる塾もあります。
学習成果にも関係するので、柔軟に対応してくれる塾は事前に知っておく必要があります。ただし、入塾前に「いろいろと柔軟に対応してもらえますか?」と聞いても判断は出来ません。
「うちは柔軟に対応しない塾です」と答える塾などないからです。
どの塾も「はい」としか答えは返ってきません。
柔軟に対応してくれる塾かをカンタンに見極めるコツがあります。
それは、「入塾前の問い合わせ方法が複数あるか」を確認することです。
具体的には、「電話での問い合わせ」「メールでの問い合わせ」「ホームページからの問い合わせ」が用意されているかを確認してみてください。
問い合わせ方法が複数用意されていて、問い合わせ受付時間帯も長い塾は、柔軟に対応してくれる塾と考えられます。というのも、問い合わせを多く受け付ければ、それだけ質問も多くなり、それに対する回答も多く用意してなくてはなりません。
できるだけ多くの質問を受け付けているということは、多くの質問に回答(対応)できる自信の表れと考えられます。
逆に、今の時代にメールやホームページを活用していない塾は、昔ながらのやり方にこだわっている塾と言えます。こうした塾は、柔軟に対応するよりも、「これがうちのやり方です」と言うことが多いものです。
昔から変わらないものがあってもイイのですが、変えるべきものもあるはずです。入塾前の問い合わせ方法などは変えても問題はないはずです。それを変えないというのは、変なこだわりを塾長が持っていると思われます。
たかだか、入塾前の問い合わせですが、こうしたところに塾の姿勢が表れるものですので、ぜひ塾を検討する際の材料にしてみてください。